News:
2022.01.25 openmaterialサービス開始。リリースはこちら。
openmaterialとは?
捨てないを創造する、循環型クリエイティブプラットフォーム
リサイクルやリユース、アップサイクルなどで廃棄されるものに次のライフサイクルを提案する動きが世界的に行われています。サスティナブルという言葉が一般化され、社会全体が大量生産の時代から適量生産(必要な分をつくり余剰をなくす)の時代へと移り変わりつつあります。
素材や製品が一度でも社会を経由し役割を終えた後はゴミになるしかないのでしょうか。数が少なすぎたり、回収ルートが整っていないものが素材としてまだ使えるとわかってても、再利用の方法やリサイクルの仕方がわからないものは捨てる以外の可能性を考える時がきています。
これまでの回収と再利用の取り組みの多くは、回収効率の観点から工場廃材や既製品の在庫を使ったものが一般的でした。その枠組みだけでは見逃されてしまうものが多く出てきてしまいます。とくに一度でも社会で消費されたものは回収が困難であったために再利用されてきませんでした。
現状の廃棄ルールにはない視点で、回収と再利用のプロセスを再構築し、素材の可能性を広げていく必要があります。
openmaterialは、人々の社会経済活動によって生まれ、社会を一度経由した素材の発見、回収、再利用するという新たな循環をつくっていきます。
素材リユースの課題
社会的人工素材
一度でも社会を経由し役割を終えた素材や製品は回収ルートが整っておらず、素材としては使えるとわかっていても再利用やリサイクルの方法が確立していないものが多くあります。このように人々の社会経済活動によって生まれ、社会を一度経由し、再利用の可能性がある素材を「社会的人工素材(Social Artificial Material)」として名付けました。私たちは、この社会的人工素材の発見、回収、再利用するというこれまでにはなかった新たな循環をつくっていきます。
素材寿命の格差
製品本来の役割の期間である「役割寿命」と耐久年数などの「素材寿命」に 大きな差がありました。
この「役割寿命と素材寿命のギャップ」のある社会的人工素材を発掘・回収・再加工することで、次のライフサイクルを創造していく
わたしたちの目的はデザインの力で素材のネクストライフを生み出し、素材寿命を全うさせることにあります。
Member
守田 篤史 Atsushi Morita
2014年から東京下町の墨田区のファクトリーブランディング・プロジェクトにおいてアートディレクションを担当する。下町の印刷・紙加工工場との協働を通じてプリンティング、プロセッシングの技術の知見を深め、2017年よりフリーのプリンティングディレクターとして活動。2020年、Paper Parade設立。アートディレクターとプリンティングディレクターの2つの視点からの提案を得意とし、作り手とユーザーのより良い関係をつなぐモノ・コトのデザインを企てている。
中村 元気 Genki Nakamura
1992年、埼玉県生まれ。 2013年から原宿のキャットストリートで地域コミュニティCATsをはじめ、2018年には地域のゴミ問題の根本解決を目指すために「Zero waste」をコンセプトとした活動家のイニシアチブである「一般社団法人530」を立ち上げ、様々な立場の人や団体をつなげながら環境インパクトを生み出すために活動を実践している。パンの耳から作ったビールbread のコンセプト企画などを担当。
和田 由里子 Yuriko Wada
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、スイスバーゼル造形学校でタイポグラフィを学ぶ。同校在籍中の2009年から2015年までの6年間で「紙活字®(Papertype)」を開発。卒業後は都内フォントメーカーで書体デザインを手がけ、2020年にPaper Paradeを立ち上げる。 紙と印刷を中心に多様な素材、テクノロジー、メディアを掛けあわせながら、新しい表現の可能性を模索している。模様の入った書体設計が得意。
Contact
こちらのフォームよりお気軽にお問い合わせください。
後ほど、担当者よりご連絡させていただきます。
あなたの街の素材寿命ギャップのあるものの情報をお寄せください。
「これはどうやって再利用するの?」「回収のスキームが全くない」「少量だけれど需要はあるの?」
あなたの疑問を一緒に考えて、その素材の次のライフサイクルをデザインしていきます。